研究室について

研究内容

 インターネットなどの情報通信ネットワークは,暗号技術を中心としたセキュリティ技術によって守られています.
 本研究室では,情報ネットワークや情報システムを安全に使うための技術を研究しており,例えば,クラウドコンピューティングなどの比較的新しいネットワークの利用形態に適した,属性ベース暗号などの最先端の暗号技術やそれを搭載したセキュリティシステムの研究開発をしています.さらに,暗号技術自体の研究にも取り組んでおり,最近ではインターネットや無線LANを安全に使うためのセキュリティ技術であるSSL/TLSやWPA2と呼ばれる方式について,暗号技術の観点から安全性を評価する研究も行っています.

指導方針

 本研究室では,高度情報化社会を支える人材となるため,情報セキュリティ分野を中心にインターネット,コンピュータセキュリティの基礎から応用,暗号理論等の基礎知識の習得からはじめ,最先端の研究を理解する能力,研究を進める能力,自分の研究成果を上手に発表する能力を習得することを目標とします.
 大東研究室では,学生は一人一人個別の研究テーマを取り組みます.教員の指導のもと,研究室のメンバーと議論をしながら,修士論文・卒業論文の研究を進めていきます.研究活動を通して,プログラミング技術,システム開発技術の習得だけでなく

  • 文献調査,資料収集,問題解決
  • スケジューリング(自己管理)
  • 報告
  • 考えること,そして聞く(尋ねる)こと

などの重要な基礎的事項を学びます.自分自身で計画して研究を進める過程で自主性を養い,他人に説明するためにコミュニケーション能力を高め,修了・卒業をする頃には研究室配属前の自分から見違えるような成長を果たしていることを期待します.
 優れた研究成果は,10月に開催されるコンピュータセキュリティシンポジウム(CSS)や1月に開催される暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS),各種セキュリティ系の国際会議などで発表します.また,研究成果がまとまった段階で,情報処理学会のコンピュータセキュリティ研究会や電子情報通信学会の情報セキュリティ研究会で発表することもあります.さらに,特に優れた成果は,情報処理学会や電子情報通信学会などの学術論文誌に投稿します.

研究テーマの例

公開準備中(更新するまでの間は「研究業績」および「学位論文」欄でご確認下さい)
 

研究室の行事

  • 8月: 研究室合宿(1泊2日くらいの小旅行)
  • 9月: 新入生歓迎コンパ
  • 12月: 忘年会
  • 3月: 卒業生追い出しコンパ

その他,ゼミナールでは暗号・情報セキュリティに関する本の
輪読や論文紹介を行います.4年生からは個別の研究ミーティングにより,
研究を進めていきます.
 何かイベントをしたい人は研究室のミーティングで提案し,企画して
もらえれば対応します.

その他

その他、色々やってます。2015年度実績は以下の通り。

  • 冬~春は有志で研究室で鍋を開催(1~2週間に1度くらい開催)
  • 研究室のメンバーでボウリング